心臓の心というのは中心という意味であり、心という意味でもあります。医学的に心の平穏と心臓は大変深い関係にあるとされています。
もし心臓のあたりに苦しさを感じている人は、心の平穏が足りていないのかもしれません。
どうでもよい小さなことに腹を立てたり、イライラしたりしていないでしょうか。もしかしたらその思考習慣が、自分の体に重大な悪影響を及ぼして可能性があります。
臓器の王様は心臓
心臓は体の中で最初に型づくられ、最後に動きを止めます。脳死の状態では亡くなったとされませんが、心臓が止まったままでその人は生きているということにはなりません。まず全ての臓器は血液を全身に送る心臓ありきで成り立っているのですから。
心臓は強いエネルギーを発しいると言われています。よくハートが強いという表現がありますが、そのように言われる大概の人は鉄の心臓を持っているのでしょう。決して心臓が弱いわけではないと思います。
心臓が体の王様である
幸福度の高い人の思考習慣
自分の不幸な部分をくよくよ思い悩むよりも、恵みや幸運に感謝する人の方がより健康で幸せであることがわかっています。恵みや幸運に感謝するという、この思考習慣は割と簡単にできることであり、そしてかなりの恩恵をもたらします。
ふとした時に、今日の幸運はなんだったろうか、や飼っているペットや人とのつながり、現在の状況の良い部分に目を向け、できるだけ感謝するようにしましょう。最近の私自身の傾向と言えば自宅の環境の良い部分に目を向けるようにしています。何しろ寝室と書斎(ピアノ室)に加え娯楽室まであるのですから!これは親に感謝する他ありません。
これは慣れれば割と簡単なことでもありますし、やれば幸福感が増していくのが感じられます。身の回りの些細なことに気づき、感謝する習慣が幸福を招く助けとなっているのです。
反応しない練習
前述しましたが心臓(心)のためを思うと、小さなことに腹を立てたりイライラしたりすることは避けた方が良いです。これには小さなことに反応しない練習が効果を発揮します。
心の平穏を心がけます。些細なことに反応しイライラすることは、心を、心臓をすり減らしているのです。
「無駄な反応、敵意、感情の乱れは心臓をすり減らしてしまう。」このように考えると心の平穏をもたらすような行動や考えが持続する傾向にあります。
日々、悪い心が反応しない練習をしましょう。
悪い心が反応しない思考習慣を育む
全てを許すように心がける
「心臓の声を聴け」ミミ・ガルネリ(著)によれば、恨みを持つことは血圧を上げ、心臓血管疾患につながる免疫力を抑制してしまう、ホルモンの増加を引き起こすようです。
許すことで、苦い思い、怒り、憎悪、恐れといった恨みを持ち続ける行為を減少させるようです。裏を返せば他人を許せないから人は不幸に陥ってしまうわけです。許せる人間になれるよう心を鍛錬していきましょう。
自分自身も許す
これはなんとも難しい課題ではあると思います。しかし私が最近気がついたのは、自分を許さないと他人に対しても厳しく当たってしまうということです。会社の代表である立場上の問題もあるのかもしれませんが、自分を厳しく律することは従業員に対する厳しさに値すると感じます。
バランスが重要で自分自身も上手に許していかなければなりません。
この答えは「自分の心に優しくする」かもしれません。
強い心臓を育んでいくために。
参考文献