ストレス対策

超ストレス対策!実はその苦しみにこそ最高のメリットがある

友人や同僚や上司、隣人や親戚や自分の先生など、誰の人生にも辛いことがあります。

いつも明るく振る舞っている素敵なあの人にも悩みはあるし、苦しんでいて、みんな意外とギリギリなところで生きていたりします。

自分の影の一面、暗い部分というのを曝け出すことは滅多にありません。

 

「誰の人生にも辛いことはある」と思って生きる

研究の結果「誰の人生にも辛いことはある」と思って生きていくと以下の効用があることがわかっています。

  1. 幸せを感じやすい
  2. レジリエンスが高い
  3. 人生に対する満足度が高い

誰にとっても人生は甘くないと思います。特に日本は自◯者が多く裕福ではあるが苦しみやストレスが多いことがわかっています。

私の地元でも同級生や同世代の人たちが何人も自らの意思でこの世を去っています。

ストレスに強くなるということは、他人のストレスも共感する必要があると言えるでしょう。皆ギリギリの中で生きているのです。自分だけではありません。

 

成長思考

「ストレスが多い時でも人間には成長する能力が備わっている。」このように考えることを成長思考と言います。

どんな時でもこの成長思考を忘れなければ、取りこぼしのない人生を歩めます。

挫折は避けられないものと思い、障害にぶつかったときには「持てる力を最大限に発揮すべき時がきた」と考えましょう。

厳しい状況でもよい点を見つける人たちは、人生に対する目的意識が強く、将来に希望を持ち現在のストレスにもきちんと対処できる人が多いです。

 

ストレス免疫

将来のストレスに対処するために、脳と体が過去のストレス経験から学ぼうとします。

経験からストレスが脳に刻み込まれることで、次に同様のストレスを感じたときにうまく対処できるようになります。

このような現象をストレス免疫と言います。

無駄にストレスを避けようとしても成長の機会を失うことになり、充実感や人生に対する満足感や幸福感が低下してしまうことがわかっています。

ストレス免疫を育むためにも目の前に立ちはだかる壁を乗り越えるべく、日々挑戦し、前へと進む勇気を示しましょう。

「ストレスに強くなる」というのは、もちろんストレスを避けることではなくストレスを経験する中で、自分自身を積極的に変えていくことです。

 

ストレス下における孤独感を和らげる方法

他人の苦しみに気づくように心がけると孤独感が和らぐことがわかっています。

苦しんでいるのは自分だけではありません。

表面上明るく振る舞っている教壇に立つ教師やインストラクター、憧れの異性や友人も悩みがあり自分と同じように苦しんでいることが多いです。

みんな意外とギリギリなところで生きていて、実は自さつ願望があったり借金に苦しみ誰にも相談できなかったり、直したいにも関わらず晩酌習慣に苦しんでいたりするものです。

ストレス下における孤独感を和らげる方法として、以下の2点が有効なことがわかっています。

  1. 他の人たちの苦しみにもっと気づく
  2. 自分の苦しみを素直に周りの人に打ち明ける

私は他人の悩みを聞き出すことが好きです。それを聞いて積極的にアドバイスをするわけではありませんが、他人はどういうことで悩んでいるのか興味があるのです。

これは上記の①に値することになるかもしれません。そして共感し、できることなら、悩みが和らいでほしいと思います。

もちろん本当の意味で悩んでいることは、なかなか聞き出せないものではありますが。

 

心の支えが必要なら

「心の支えが必要なら、自分がそれを提供する側になろう」と考えることが効果的なことがわかっています。

私の場合はブログやツイッターで少しでも悩んでいる人の役に立とうと思うことが、心の支えになっている可能性があります。

もし心の支えが必要だとすれば、それをどうやったら自分が提供できるか考えてみてはいかがでしょうか。

どういう形でも良いです。自分が提供する側に回れるように、小さなことから始めていきましょう。

 

ストレスを感じた場合の対処法

ストレスを感じた場合の対処法としては以下の2点が効果的なことがわかっています。

  1. 自分の何が脅かされているか考える
  2. どうしてストレスを感じているか理由を考える

ストレスを感じた場合は、自分の何が脅かされているのか、そしてどうしてそれにストレスを感じているか理由を考えてみましょう。

ストレスの興奮と喜びの効果

ストレスには意外にも(?)プラスの効果があることがわかっています。

実は人間にはストレスが必要不可欠で、ストレスがないと幸福には生きていけないように出来ています。

例えばストレスには以下のような効果があります。

  • 脳を活性化させる
  • アドレナリンの作用で五感が研ぎ澄まさる
  • 瞳孔が開いて光を取り込み、聴覚がするどくなる
  • 注意力を高め意識を集中させる
  • 脳内化学物質が分泌されやる気が出る
  • 気合が入り自信と力が湧く

これらのプラスの作用を知っていれば、ストレスを感じた時、悪いものではなくもっとやる気が湧いてくる可能性が高まります。

幸福に生きていくためにはストレスは欠かせないものと心得、むしろそれが喜びであり興奮でもあると考えましょう。

ストレスには良い面があると気づく

ストレスを感じながらもストレスにはメリットがある、と思っている人には以下のような効果があります。

  • 集中力を高める
  • 自分を強くすることが出来る
  • 健康的で幸せで仕事でもいい結果を収める
  • モチベーションが高く活力がある
  • 人との絆を深める
  • 学んで成長する

大切なことは「ストレスの良い面を見ようとする」ことです。ストレスがあるということは普通のことで、ストレスは避けられないもので、そして悪いことだけではありません。

では良い面に気づきそれを意識すれば、結果、ストレスに強くなり、より幸福に生きていけます。

 

代理レジリエンス(代理成長)

他の人々のトラウマ体験を通して人として成長したり、意味を見出したりすることを代理レジリエンスと言います。

他人が味わっている苦痛を自分のことのように感じ、もし自分の身にそんなことが起こったらどうだろうと想像します。

このとき大切なことは心から共感することです。そして同時に相手の苦しみだけでなく、相手の強さにも気づく必要があります。

代理レジリエンスの事実を知ってから私は特に歴史を学ぶようになりました。

最近ではホロコーストついて本を読み漁り、中でも戦場のピアニストは大変影響を受けました。

自分はなんと恵まれた存在なのだろう、なんと幸福な人間なのだろう、何も文句などないと強く感じたのです。

哀れんではいけない

代理レジリエンスで大切なことは哀れんではいけない、ということです。

哀れみは相手を見下すことにつながります。そのため自分の「代理成長」をとげる能力を阻害してしまいます。

決して哀れむのではなく心から共感することに努め、相手の強さを見つけましょう。

 

まとめ

  1. 「誰の人生にも辛いことはある」と思って生きる
  2. 成長思考を育む
  3. 挫折は避けられないものと思う
  4. ストレスが脳に刻み込まれ、それが免疫となる
  5. 他人の苦しみに気づくように心がけると孤独感が和らぐ
  6. 心の支えが必要なら、自分がそれを提供する側になろうと考える
  7. ストレスの良い面を見ようとする
  8. 他人の苦しみから学ぶ(代理レジリエンス)

 

参考文献