山形県内の40歳以上の男女約17000人を8年間追跡調査を行ったところ、「ほとんど笑わない人は、よく笑う人に比べて、死亡する確率が約2倍高い」「たまにしか笑わない人は、よく笑う人に比べて心血管疾患を発症する確率が約1.6倍高い」ということが実証されました。毎日笑うことが心筋梗塞や脳卒中を防ぐ天然薬になると、大規模な化学的調査から判明したのです。
笑いは食後の血糖値の上昇を抑制する
山形大学医学部看護学科の教授、櫻田香先生によれば下記3点の複合的な要因によって、心血管疾患のリスクが下がると話されています。
- 笑いは食後の血糖値を上がりにくくする
- 笑いは血管の弾力を増す
- 笑いは免疫力を上げる
血管の弾力を増すということは、動脈硬化の改善にもつながりそうです。そのため塩分摂取量が高い方はよく笑うと良いと思います。
漫才を楽しむことはとても健康的
笑いがもたらす健康効果について、筑波大学の村上和雄名誉教授が行った実験があります。糖尿病の患者さんに食事をとってもらったあとで、大学教授の講義を聞かせた場合と、漫才を聞かせた場合とを比べたところ、後者の方が明らかに食後の血糖値の上昇が抑制されたようです。
さらに、大笑いした後は癌細胞などを撃退する、ナチュラルキラー細胞が活性化することもわかっています。つまり笑うことは細胞レベルで健康効果をもたらすと言えます。
笑いを遠慮せずに実行に移す
笑えば幸福度の改善に役立つことは想像しやすいかと思います。健康効果も期待でき幸福になれるのであれば、遠慮せずに笑ってしまうことが大切です。私は学んだことで、これは良いと思ったらすぐに実行するようにしています。
社内では必ず笑いを取り入れるようにしました。くだらないことを言えば簡単に笑いを引き出せます。例えそれが偽りであったとしても笑顔になるだけで効果的です。社員に健康的になってもらえば生産性の改善が期待され、給料や賞与を上げられるかもかもしれません。(ちなみに私は社長です。)
自宅では猫と遊び笑い、オンラインゲームをやっては仲間の発言に遠慮せず笑っています。
生活に笑いを取り入れる工夫をほどこす
テレビやYouTubeなどは積極的にバラエティ番組を見るように心がけた方が良いでしょう。積極的に明るい人と会い、気が合うメンバーで過ごすようにします。漫画本を読むのであれば、笑えるものが良いと思います。私は「今日から俺は!!」作者の西森博之さんの漫画がとても好きです。とにかく笑えるのでおすすめ出来ます。
あと何よりも遠慮せずに笑う!意識が大切だと思います。そして健康的に生き生産的で建設的な日々を過ごしましょう。
あとがき
無料で最高で最強な薬は笑うことかもしれません。日々の暮らしの意識を変えれば、積極的に笑うことが可能だと思います。それはつまり楽観的に生きることです。どんな境遇に遭っても良いことに目を向けるトレーニングになり、道を切りひらく力が養われます。
日々笑えることを見つけ、そして遠慮せずに笑い、より幸福な人生を歩む力を身につけましょう。